カニを美味しく食べるならカニの茹で方を知っておきましょう。
カニ専門業者から教えてもらったカニの正しい茹で方やむきかたを紹介します。
カニが美味しくなる茹で方のコツ
カニを美味しく食べる時は茹でる時間も大切です。茹で加減が足りても足らなくてもカニ本来の美味しさを楽しめなくなってしまうので、調理の際は細かく見て起きましょう。
ポイントはカニの種類や大きさによって茹でる時間を変えるということ。大きいカニほど茹でる時間が長くなります。
カニを茹でるときは、カニが十分に入るぐらいの大きさの鍋を使うこと。約3%~4%の塩水を入れて沸騰させ、沸騰したらカニを投入します。
3%~4%の塩水というのは、水1リットルあたりに対して30~40gの塩を入れると作ることができます。
このときカニが完全につかるぐらいの塩水を入れておくこと。
カニの入れる向きは甲羅を下、お腹を上向きにして入れてください。
また、タラバガニの場合はふんどし部分を切り取って、ミソをスプーンなどで取り除いておきましょう。
カニを入れると鍋の温度が下がってしまうので、強火で再加熱・沸騰させます。
この再加熱・沸騰をはじめた時間から何分茹でるかによってカニの美味しさが変わってきます。
カニの種類で違う茹で方の時間
それぞれのカニの種類によるおすすめの茹で時間は以下の通り。
1【毛ガニ(塩分濃度約3%~4%)】
- 300~500g前後:15分
- 600~700g前後:18分
- 800~1kg前後:20分
2花咲ガニ(塩分濃度約4%)】
- 300~500g前後:15分
- 600~700g前後:18分
- 800~1kg前後:20分
3【ズワイガニ(塩分濃度約4%)】
- 300~500g前後:15分
- 600~700g前後:18分
- 800~1kg前後:20分
このような感じです。さらに、落し蓋をすると蟹みそも上手に茹で上がって美味しく食べることができます。
無事に茹で終わったら、鍋からカニを取り出して、同じ濃度の氷水につけ10~15分ほど冷やします。その後、表面に付いた白いカスを水洗いします。
甲羅を下にして5~10分ほど水蒸気を出してからお召し上がりください。
一度ボイルされた上で冷凍されている場合は?
一度ボイルされたカニは自然解凍しましょう。間違っても再度茹でたりしないこと。解凍する時は甲羅を下にして自然解凍しましょう。
水分の蒸発を防ぐためにキッチンペーパーや手ぬぐいなどで包み、部屋の日陰に置いておくこと。冷蔵庫に入れて自然界とするのもいいですが、冷蔵庫の臭いがついてしまうこともあるので注意してください。
時期にもよりますが、1時間~半日もすれば解凍できます。