イバラガニは甲殻網十脚目異尾亜目タラバガニ科。
房総半島沖から土佐湾にかけての水深400~600mの南の深海に生息する、日本特産のかにです。
このカニに似た「イバラガニモドキ」も市場ではイバラガニの名で流通し、東北地方では多数捕獲されています。
イバラガニモドキは、ベーリング海からオホーツク海、東北地方沖から相模湾に生息しています。
このページでわかる情報
イバラガニとタラバガニの違い
イバラガニの体型はタラバガニによく似ていますが、大きさが違います。
イバラガニはタラバガニに比べて、やや小型で甲幅は20cmに満たないものが多いです。
脚はタラバガニよりも細くて長く、伸ばすと1m近くになります。
歩脚にとげは少ないですが、甲羅やハサミ脚には多くのとげがあります。
一方、食べた時の味はイバラガニとタラバガニは似ていて、どちらも甘味があります。
イバラガニの旬
イバラガニの旬は12月~3月まで。
特に1月~2月の間は上品な甘味で食べごろですよ。
イバラガニの美味しい食べ方
基本的にイバラガニはタラバガニと同じ調理方法で美味しく食べることができます。
【煮込みみそ】
甲羅でぐつぐつ煮たみそは、そのままなめても、焼いたカニの身をつけても美味しい♪
豪快な珍味ですが、後で甲羅酒にしても楽しめます。
1【焼きかに】
七輪などでそのまま焼いて食べても美味しい!
包丁を入れた部分の身が、ぷっと盛り上がったら食べごろです。
汁が多く、甘み適度。
2【刺身】
イバラガニは刺身にしても美味しい!
ボタンエビの甘味を少し除いたような味で、小さいお子さんでも美味しく食べることができます。
1イバラガニの値段
イバラガニの値段は2kgで10,000円~15,000円。
タラバガニ・毛ガニ・ズワイガニなどかに通販の定番のかにと比べても、ほとんど同じ値段です。
なので、決して高級なかにというわけではなく、一般のご家庭でも誕生日や記念日、忘年会、新年会などで食べていただくことができます。